流行病、レモンとハーブのウインナー

流行病に罹患してしまい、現在隔離期間です。

本当に久しぶりにこのサイトを発見しました。全然書いてなかったね。

今読み返すと、全然覚えていないことが多くて自分のことながら面白いです。どんどん感受性を失っていく。。

 

いろいろなことがありました、本当にいろいろと。最近のことを書こうかな。

毎日ぐっすり眠っている。家から出ておらずなににも疲れていないはずなのに寝坊しちゃうのなんでだろうね。

しかし自分でもどこで感染したのか全然わかりませんな。文字通り職場と家の往復でありますのでね・・。でも唯一、後輩とお寿司に行っていた。個室の離れのところ、お庭がいい感じ。

連絡すると「眠い以外の症状ありません」と返信が来て笑ってしまった。可愛いね、若くて・・この場合の若いというのは物質的なものでなく精神的なものです。

 

明日で隔離終わりです。学会総会の教育講演を見る、明日こそ。

あと、発売日にゲットしたまま読めていなかったくどうれいんさんの桃を煮るひと、を読みたいな。レモンとハーブのウインナーを焼いて赤ワインのんでおいしかった。

おやすみなさい。

いい日だった。雑誌で見つけたお店で夕食をとった。地ビールと赤ワインを飲んだ。もとは割烹だったという和風の店内でフレンチを食べた。サービスがちょうどよく、見守りながらも2人きりにさせてくれた。

今書こうとしている論文の話を聞いた。「この年になると仕事がQOLよ」と。たくさん頑張って今の地位について、今も慢心せず仕事に取り組んでいる。こんな人ってなかなかいないのではないかな。仕事が楽しそうで、尊敬する。

 

お店を出たけどまだ帰りたくなかった、もっと一緒にいたかった。いつもそう。

春の風がぬるくて気持ちよかった。雨の予報だったけれど降っていなかった。夜の繁華街をあるいて眺めた。手をつないで。一緒に帰りたいね、存在を感じながら眠りたい。

こんな夜は夜更かししてしまう。

ずっとさみしい

今日はお仕事で80歳代の全然ご飯食べないし全然話もしないおばあちゃんの様子を見に行った。ヨーグルトの味の栄養補助飲料を2口飲んで(これでかなり多く摂取したほう)、見届けて、ご飯頑張って食べてね、て声かけて帰ろうとしたわたしと上司に「さみしいとよ」と言った。

上司は「ほかの仕事しなければならないから、また来るからね」て返していた。わたしは、ああ、さみしいんだ、人ってこんなに長く生きてもずっとさみしいままなんだ、って絶望してしまい一言も発せなかったので曖昧に頷いて踵を返した。事務室に戻ってパソコンの前で放心していた。ずっとさみしいのか。

 

2021.04.03追記

数か月前亡くなったと報告が来た。さみしい気持ちのまま亡くなったのだろうか。

就職して1年間でどれだけの人の死にふれただろう。不意に死の報告に触れるたびに心が不安定になる。こんなのわたしだけなのか。みんなどうやってやり過ごしてきたの。同じ職種の同僚や上司が50人くらいいるのに、聞けない。わたしむいていないのかな。

 

イルミネーションって消えるんだ

この前のデートのことを書くね。楽しかったから細部まで覚えておきたい。

 

恋終了人に新しい人ができたことを不意に聞いて、その後からいきなり食べ物に味がしなくなって今すぐ帰りたくなった。上司がたくさんいたから頑張ってその場に存在し続けたよ。思い返しても、えらすぎるな。

次の日結構きつめの仕事が控えていたのに全く眠れなくてめそめそしてたら、いつの間にか朝になってた。会議中目が死んでるよて連絡くれた人と、その日のうちに出掛けることになった。ちなみに友人にも助けて~て送ったけど無視されました。助けられないならわたしのツイッター見ないでよ自分のしんどいとこだけさらけ出すのって、苦しいんだよ。まあ与えてもらってばかりのわたしがなにを言う、て感じかもしれないけれど。

 

職場の近くで待ち合わせしてタクシーを拾った。合流する前に、先に待ってくれているときの姿が良くて信号1つ見送って眺めてた。人が多いとこういうことしても目立たないのでいいですね。

お店に電話をしてくれていて、ささいなことだけど、なんだか嬉しかった。

背が高い人だなあて以前から思ってはいたけど、あまり近くにいく機会がなくて、ピンと来てなかった。遠近法・・?近くで並んで歩くとほんとに大きい。びっくりした。お顔小さいしこんな大きいとは・・・。しらなかった・・。大きくて身がつまっている人はいいですね、安心するね。

めそめそしていたら、「○○(恋終了人)ではないということよ・・」てしみじみ言われた。ぐっときた。そうだね、違うよね。わかってたけど、再認識した。

帰り道にクリスマスマーケットに寄った。二の腕を持って、歩く。

閉店時間ギリギリで、お兄さんが最後ですよ~て言ってギリギリ入れてくれて、普通のと甘いのとでウイスキーを2種類頼んで、最後は交換して飲んだ。まだもうちょっと一緒にいたい感じがしてベンチに座ってイルミネーションを見てた。頭を肩に何度か預けた、肩も広かった、これは肩の間借り?

突然ふっと明かりが消えて、びっくりした。イルミネーションって、消えるんだ。こんな時間まで外にいることめったになくて知らなかった。そっか点灯があるなら消灯もあるよね。うわあ。いきなり夜になるね。きらめいてた時間が本来の夜になる感じ。

 

帰りタクシーで送ってくれた。車内で私の手の甲を覆ってくれてた、気がするけど酔っててあまり覚えてません。もっかい手つなぎたい。

泣くなよ、って言われてハイタッチしてバイバイした。大きい手。おかげで、よく眠れた。お守りみたい。夢だったのかな。

連れて帰ってくれてもよかった、のにね。かなりどうでもよくなってるので、今がいいと思いますよ。

 

怒ってもかわいいね、、てしみじみ可愛がって言ってくれる人って今までにいたかな。

 

バジルと糸巻きの話

夕飯は白ワインとジェノベーゼパスタでした。バジルペーストの瓶を絶対に切らさないようにしている。トイレットペーパーは容易に買い忘れて慌てるのに、なんだろうねこの差は。

今冷蔵庫で待機している瓶はかなりバジル一辺倒って感じのやつで、その他の物は一切なく本気で挑まれてる感じがする。食べた後、バジルが喉をかけぬけていったな、て思う。

 

食後いろんなことが悲しくてうずくまっていたら、クラシックのあるフレーズがふと頭を離れなくなった。まあまあ夜だしとためらったが、勝てず、バイオリンを取り出した。窓は二重だし少しなら大丈夫かな。

調律から始める、だいぶ弾いてなかった。ペグボックスの中の弦を見ると、1つだけ巻きがいびつな弦があった。「あ、お父さん」て思った。

わたしは弦の張替えをするのが本当に苦手。だって弦を張るときのぐるぐるが頑張っても綺麗に巻けない。小さいときはいつも父が変えてくれていた。大きくなってからは、父、まれにわたし。父は器用。

いつか全て自分で巻くことになるんだろうか、糸巻を見るたびに父を思い出すんだろうか。さっきまで、主人公(50代女性)が父を亡くした出来事の回想シーンを読んでいたからこんなこと思ったのかな。そうだろうね。

調律をしてワンフレーズだけ弾いて満足してケースにしまった。来週実家に帰ろう。