模試とアップルティー

模試が返却された。学生課で挨拶をして学生番号と名前を述べると職員さんは興味なさそうな表情のまま渡してくれた。全国順位総合成績学年順位正答率60%以上の誤答率偏差値。息がつまる。学年全員分の名前と得点と順位が貼り出されて、なんだか中学生みたいね。

 

成績が上の人でも下の人でもはりだされたくない人はいるよそういうの嫌だなあと言っている人がいて、べつに成績って純粋な得点率は自分の力でしか変えられないし人のことは全く関係なくない?と思ったし、そう言ったけど、そういうことじゃなさそうだった。わかるけどもう今更よくない?て思う。受験の世界にいたらこれまでずっとそうだったでしょ。

 

得点率分析をながめる。自分が勉強しなおす必要がある部分が網掛けで表されていて、ぼんやり見ていた。ふーん。ひとつだけ既修なのに全国平均を下回りまくってる科目があって、苦手意識はなかったけど、初めて得点に直結していないことに気づく。復習しなきゃ復習しなきゃと思いながら時間が過ぎていって気がかりを残しつつ塾の生徒にはちゃんと復習するんだよ!て言ってたことを思い出す。仕事で書くことと、私生活は別よ。という一文を不意に思い出す。こういうこと?ちがいます。

 

最近ずっと無力感にさいなまれてる。つらかったことを反芻して思い出して涙が出ての繰り返しでいつのまにか朝が来て。わたしは生まれもった能力も高くないしかといって努力し続ける力もないし顔もかわいくないしお腹がポヨポヨだしなにもできないし本当に最悪で誰のことも好きじゃなくてなおかつ誰もわたしのこと好きじゃないと思ってしんどくなる。一方でまだ未修の範囲が入ってたから次はもっともっと上のほうをとれるはずという気持ちもあって急降下ときどき浮上を繰り返しています。息がうまく吸えていないような気がして気合をいれて吸いなおす。おなかのあたりまで届くように勢いよく吸う。肺のうえのあたりの皮膚に触れて、上下しているのを感じてああ、ちゃんと息していたと気づく。

 

気持ちがどうにもならなくてアップルティーをいれてゆっくり飲む。いいにおい。うまく息が吸えた。やったね。ぼーっとしてたら味が出すぎてすこし渋くなっちゃった。バニラクッキーも食べちゃお。colombin biscuits。コロンバンってトロンビンに似てるなと思っていたけどもしかしてそうでもないか?ビスキュイのほうがいいな。ビスキュイビスキュイ。繰り返して言いたくなっちゃった。今日一番面白いなとおもった単語はゲムツズマブオゾガマイシン。つい声にだして読み上げる。噛んで1回目は言えなかったです。

勉強って気が楽だなと感じたのは一昨年くらいから。学生生活の折り返しの年次だった。おそすぎ。教科書や参考書には明確な知識があって基本的には誰の感情も入ってなくて一切心を乱されないなと思って。常にすべてが自分に責任があって安心する。覚えているか覚えていないか理解できたか理解できてないか。経路を覚えてきちんと思い出せるかほかの経路と繋げて考えられるか。

 

夜ごはんなににするかまだ決めてないけど、ネギを刻みたいなあ。江國香織さんの本「つめたいよるに」のなかの一編を思い出す。このこと、こんど書こうかな。きちんとスーパーが開いてる時間に帰ろう。文具屋に寄って素敵なノートを見よう。あ、でもチーズナンが絶対に食べたい気持ちがある。どうしよ。ふかふかのナン・・